山口晃展 今度は武者絵だ!:練馬区立美術館

複数の人から山口晃さんという人が気になると言われた。気になったという一人は、西武池袋線の車内広告を見て気になったという。作者本人の言葉は聞かずとも、作品を一瞥すれば、何となく面白いと感じるアンテナが自分と共通している部分を感じるものなのかもしれない。で、晴天の下、新宿から自転車を北に駆って、練馬区立美術館に赴く。

確かに、なるほど、展覧会は非常に混雑していて大盛況。カタログも全部はけて、注文のみを受け付けている状況のようだった。
山口晃さん。現代アートの作家だけれども、何だか、偉そうでないんである。三越百貨店とか、上野の森美術館とかで大々的に展覧会を開催しているし、NHKトップランナーで取り上げられたりするのだから、とても売れっ子なのだと思うのだけれどエラソウでないんである。「アートで候。会田誠 山口晃展」上野の森美術館/東京(2007/6/19)でインタビュー映像が流れていた時、実は、とても、深く色々な事を考えて悩んで思索している人なのだと思ったけれど、決して、偉ぶった人ではないんである。
作者は1969年生まれ。身近に感じる所が敷居が低く感じるのかな。今回は、漫画を描きたかったかなと思った。展示のキメの一コマは、やったね!という感じ。
中目黒のギャラリーで、時折、やっているみたい。代官山から中目黒へ下っていった所にある昔は町工場コンプレックスだったという小さな雑居ビル。ここで見る展覧会も雰囲気がある。

山口晃さんはNHKでこんな事もしゃべっていたようだ。

本も出している。