蒲田から10分の距離を小一時間

早朝、砧から六郷用水沿いに南下、蒲田方面へ向かった。何度か行った事があるので、地図は持たなかった。
目的地の蒲田が近くなる。
しかし、周囲の土地の起伏を感じながら走ると、何となく、六郷用水の跡を辿る事が出来るようで楽しくなってきて、ずんずん、進んでいく。気が付くと、池上とかの町名表示が出てきて、どうやら、目的地から離れていってしまったようだ。
多少、時間に余裕があるので、おおよその見当で走っていたら、完全に道を見失う。
太陽の昇ってくる方向は東だと、思って走るも、まずまずドツボに嵌り、気が付いたら、多摩川べりの六郷土手が目の前にある。
結局、本来なら蒲田から10分、掛からない筈が、小一時間掛かって目的地到着。

それにしても、我ながら、いい加減すぎる空間把握能力。振り返ってみて絵に描くと、蒲田近辺の自分の脳内地図はこんな感じであったか。

実際はこう。

より大きな地図で 201009蒲田六郷さ迷い を表示

やはり致命傷なのは下記二点。

  • 方角の勘違い。東京湾は南にあって、東海道は東西に走っていると思っていた。
  • 道路、川は真っ直ぐ走っていると思っていた。

朝日に向かって走っているのに気付き、いかん、と南へ方角を変えたら、目的地から遠く離れ、多摩川の六郷土手に突き当たってしまった。ま、多少、迷うのもまた愉し。しかし、GPS持ってたら、興味深い軌跡が得られたんじゃないかと思う。何となく思い出しながら、Google Mapに軌跡を描いてみた。
しかし、地図をつらつら眺めるのは好きだけれど、それと、空間把握能力はリンクしないという事がつくづく判る。