銀輪の覇者

銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド)を読んだ。
昭和9年に行われた下関〜青森の本州縦断自転車ロードレースを題材にした小説。
一気に読んでしまった。
自転車レースって、あんまり興味なかったんだけど、参加者それぞれの人間模様とかが迫ってくる。主人公の経歴は、ちょっとやりすぎじゃないかという位、波乱万丈。もちろん、小説なのでフィクションで膨らましている部分はあろうけれど。
初めてその場で出会ったはぐれ者達がレースの最中に、寄せ集めながらも一つのチームにまとまっていく序盤からぐんぐん引き込まれていく。
こういう話、結構、好き。誰か、映画化しないかなぁ。
表紙はレトロな感じ。レースで実際に使用されたのは、実直で無骨な実用車なんだそう。
文庫本もあるみたい。
銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)

巻末に乗ってた参考文献

  • 自転車競走 / 月岡朝太郎(1978年)
  • 自転車の文化史 / 佐野裕二(1985年)

今日は、不安定な天気だっていうけど、ちょっと走ってこようかなぁ。水だけ持って。サイクリングロードを飛ばして走っている人たちのようには、決まってない格好で。でも、午前中には帰ってこよう。