茅野杖突峠高遠伊那辰野有賀峠茅野

本日は、八ヶ岳山麓に宿泊。自転車持参。ここをベースにさて、何処を走ってやろうか、と、実はまだ、走り出す時には、何も決めていなかった。
午前9時過ぎ発。天気は晴れ。しかし、かなり肌寒く。風が冷たい。服装は、Tシャツ、長袖シャツ、フリース、ゴアテックスのドロワットパーカーの四枚重ね。
まずは、茅野まで下り。下りながら、そうだ、杖突峠へ行ってみようと気持ちが固まる。まずは、諏訪大社上社本宮に寄る。取り敢えず、地元の神様に挨拶をば。道中の無事を祈る。七五三と菊の花で賑わっていた。
茅野方面へ戻る。諏訪大社上社前宮を通り過ぎ、安国寺前。ここから、杖突街道へ入る。杖突峠への上りは、かなりのつづら折り。でも、なかなか走りやすい。時々路面に亀の甲羅状のひび割れはあるけれど。流石、休日だけあって、バイクも多し。
走る内に暑くなってくる。一枚、一枚、脱いでいって、ついに半袖Tシャツ一枚に。

40分程で、峠の茶屋。意外にあっさり到着。諏訪湖が一望出来る。さて、どうする。ここから引き返すのも若干、つまらないし。時間との相談だが、えいやっと、先に向かう事にする。

実際の杖突峠は数分、上がった先にあった。標高1247m。
高遠へのゆるやかな下り道。これが快適。途中の集落の雰囲気も良い。

高遠城址公園では蕎麦まつり(?)をやっていた。春は桜が綺麗な所らしいが、今は、紅葉の季節。下から見上げて青空に透ける色が綺麗。何枚か写真を撮る。つられて通りすがりのお姉ちゃん達も携帯のカメラで紅葉を撮り出す。「そんなアングルじゃ、紅葉の綺麗な色が出ないよ」と言いたかったけど、黙っていた。ま、カメラは好きに撮るのが一番。

高遠から伊那へ抜け、天竜川沿いに北上、諏訪を目指す。川沿いを走っていた時、諏訪側から若いあんちゃん二人組とすれ違う。なんとなく、お互いに会釈の挨拶。

辰野に来る。無理せず帰るなら、このまま岡谷から諏訪湖周りの平らなコース。でも、まだ、脚に余裕があると感じたので、もういっちょ、上ってやれと、有賀峠越えのルートを選択。峠道は9km、32分位で到着。標高1063m。
有賀峠から本日二回目のダウンヒル。ちょっとテンションが上がって、勢いよく突っ込んだ最初の右下りカーブで、思わず、外側に飛び出しそうになって慌てる。ヒヤリ。
下りは一気に六分少々。
諏訪盆地に降りてからは、川沿いの土手の一方通行を走る。調子の乗って時速30km位で快適に走るが、ここはサイクリングロードではなく、自動車の一方通行の道路。車一台分の幅しかなく、後ろから来た自動車と自転車が併走するのも苦しい。やや幅の広い所で後ろからやってきた自動車がすぐ横に来て、運転手のオジサンが言う事には「ここ自転車駄目だじぇ〜」。「あれ、そうなんですか」と言っても、すぐには、脇に抜ける道もなく。しばらく先の橋に辿りつくまで、何となく居心地の悪い思いをしながら走る。気が付けば、後ろに、自動車の列を引き連れて走っていた事に、恐縮しつつ・・・。
茅野駅から先は、のんびり。しかし、実は、ここから、まだ、今晩の宿に辿りつくまでには標高差700m位の上りがある。何度となく通って勝手知ったる道なので未知への緊張は少ない。だが、やはり、標高差は標高差。時間は掛かる。歩く速度に毛が生えたスピードで、じりじり上る内に、日が暮れてしまう。
街灯もない。自転車のランプを消すと、周りに人工の光は何もなくなってしまう。見上げれば満天の星空。しばらく、立ち止まり星空を楽しむ。
しばらくは、そんな余裕もあったのだが、だんだんと、腹へりハンガーノックでヘロヘロになってくる。完全に気力が萎える。朝、麓のコンビニで調達したミニ羊羹\58、甘納豆\210の残りがあったので、食べると、やっと元気が出てきた。
羊羹と甘納豆は偉大だ。これからのツーリングには、欠かせないアイテムとなりそう。

[本日の走行コース](一部)
茅野駅諏訪大社本宮
3.92km 0:22:59
諏訪大社本宮〜杖突街道〜杖突峠の茶屋
8.47km 0:41:03
杖突峠の茶屋〜杖突峠高遠城址公園
19.19km 0:39:28
高遠城址公園伊那市〜箕輪〜辰野〜有賀峠
35.00km 1:48:28
有賀峠〜豊田〜宮川〜茅野駅
12.16km 0:30:07

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