危ない輩に必要なのは咄嗟の注意力と反射神経

自転車に乗りながら、交通量の多い幹線道路を堂々逆走してくる奴が怖い。
携帯片手に無燈火でふらつく姉チャンが危ない。
耳にイヤホンを突っ込んで揺れながら信号無視する輩はもっと怪しい。

最近、自転車に乗る人が増えたと思う。正確に数を数えている訳ではないけど、ここ半年でも明らかに、増えた。単純に数が増えたからなのか、それとも、こちらが気にするせいか、交通法規を守らない輩がやたら目につく。
自由に思うがまま、走れるのが自転車の良い所だとは思う。でも、周りの迷惑になる場面では自ずとそれなりの節度が必要になってくるのではないか。と、ちょっと常識人っぽい事を考えてみた。
周りに注意を払わず、堂々と信号無視。絶対、相手が避けてくれるという自信はどこから来るのだろうか。ハナから気にしていないのか。
自分もどちらかといえば、根拠のない楽観主義者として生きてきたが、自転車に乗る時に、周りからの情報をシャットアウトして走るなんて、とても考えられない。走行中、後方からエンジン音や曲がり角の向こうの気配とかを気にせずにはいられない。ま、時々、油断して、ここは安全とのんびり、走っていてる時に、不意に、音もなく近づいてきたロードレーサーに抜かれて、ちょっとびっくりしたりはするけれど。
歩道を走っている時、前方の歩行者に念力を送ると、敏感な人は気づいてくれる。でも、自分が歩行者の時、後方からの自転車に気づいた試しはない。一緒に歩いている人には、いつも、危ないと言われる。自分が、最近、律儀に信号を守るのは、そんな注意力散漫な自分を意識したからなのかもしれない。
自由気ままに交通法規を気にせず自転車に乗る人達は、咄嗟の注意力と反射神経に、よっぽどの自信がなければ、もう少し、規律を気にした方が良いと思う。