戸田橋にてハーフマラソンに遭遇

前日は大宮に泊まった。翌日曜日、中山道を都内に戻る。天気が良くあまりにも、気持ちが良いので、このまままっすぐ帰るのは勿体無いなぁ。荒川沿いを海まで走ろうかという気になっていた。のんびり小一時間程で戸田橋に到着。びっくり。河川敷を蟻のように人々が列をなして走っていく。

どうしようかぁ。しばらく考えたが、少し様子をみてみようと、河川敷には下りず、土手の上をとろとろ行く。それにしても、なかなか壮観。
しばらくして、スタート地点に到着。降りてみる。谷川真理ハーフマラソンだった。
「5kmの部の参加者はスタート地点に集まって下さい」。大会アナウンスが聞こえた。今日は、気温7度、穏やかで風もなく、絶好の日和です、みたいな事もしゃべっている。のんびりとしたスタート。殺気だってない。ちょっとしたお祭りムードさえ漂う。
スタートを見物。気を取り直して川下方向へ。広々としたいつもの荒川サイクリングロード。ところが、数分走ると、前に走っている人が一人、二人と見えてきた。段々、増えてくる。どうやら、スタート地点から川上へ向かうコースと川下に下るコースと二つ設定されているよう。戸田橋で自分が見たのは、川上コースを走る人たちで、今、自分は、それと同時に川下に向かうコースの人たちを最後尾から追い上げているらしい。再びトロトロ走り。ランナー達とは十分な距離をおいて併走。
中団から後の人はそんなにスピードも出さずに、マイペースで楽しんでる感じ。「今年は暖かくていいなぁ、去年は、寒くて大変だったよ」とか仲間同士で会話しながら走っていたりする。
先に行くとハーフマラソンの集団はますます膨れ上がってくる。丁度、警備のおじさんがいたので、皆さんどこまで行かれるんですかと訊いてみる。5km先までという。しばし、思案。後5km位なら、のんびりこの集団についていくのも一興か。折角だから、折り返し地点を見てみたくもあるし。
しばらく走ると、反対側からやってきた、ロードレーサーでびしっと決めた人が手を水平に伸ばし、若干、とうせんぼの仕草。いきなり、何すんだこいつと、最初、意味が判らなかったが、いよいよ、折り返してくるランナーの姿がちらほらしてきて合点がいった。この先、気をつけてスピードを落とせ、あるいは、この先、混雑走行不能だよとの合図だったらしい。
実際、ハーフマラソンの向こうに行く列とこちらに帰ってくる列がすれ違う状況では、もはや、自転車が河川敷を走る余地はない。土手の上へ避難。しかし、この辺りの土手の上は未舗装でゴトゴト。時に一般道に逃げつつ、また土手の上に復帰し、ハーフマラソンの集団の行方を確認する。堀切橋の先に折り返し地点はあった。
しばし、見物。いい加減、飽きた頃、再び下流へ出発。いつものサイクリングロード。気持ちよくスピードを上げる。と、再び、地元の中学校のマラソン大会らしきものに遭遇。今日は、本当にこうした大会日和の一日ではある。こちらは、先ほどのハーフマラソンとは違って、ランナーの数はぱらぱらと。その分、一人一人の表情が良く判る。ほら、頑張れ!
それをやり過ごすと、後は、新砂の荒川河口までノンストップ。やっと、思い切りスピード出して走れた。
帰って、調べてみた。

真理のJoyful Life:谷川真理オフィシャルサイト

参加者定員は1万人のレースだったらしい。トップでゴールした人の記録は1:05:14。21.1kmをこのタイムだと時速19.4km位か。自転車なら楽に出せるスピードだけど、走って、これは、なかなか凄いと思う。