坂をキツく感じるのはどこから?

普段、自転車で走り回っているのが、東京都新宿区の淀橋を中心とする地域。大きな地形的な事をいえば、関東ローム層が積もった武蔵野台地東京湾に落ちかかる場所。程よい土地の起伏が生じている。数々の中小河川が抉った溝に沿うスケール感がほどほどの坂の話。
北品川から目黒川に沿って北上。恵比寿方面へ抜けるのに、いつもと同じ駒沢通りを通るのもつまらないと思って、少し手前で右折。防衛庁技術研究所の脇、茶屋坂。恵比寿ガーデンプレイスへ通ずる道。ほぼ一気に上ったけれど、最後は、ちょっと余裕がなかった。
出発点の目黒川中里橋が標高6m。坂を上りきった防衛庁技術研究所の角の交差点が標高31m。その差25m。長さが520m位なので計算すると平均斜度は4.8%。そんなに臆する程度の斜度ではない。実際、見た目もキツくない。でも、ちょっと距離が長くて最後はバテかけた。これを鼻歌交じりに一気にクリア出来る位になれば、もっと色々、東京の土地の起伏のアップダウンを楽しめるのかな、と思う。
一気にクリアするというのがどの位かというと、仮に平地をのんびり走って軽くだせる時速20kmのスピードをキープする事としてみる。分速に直して333m。あんまりギアを軽くしないで、重めのギアでぐいぐい一分間上り切る距離が333m。イイ線かな。時速20kmをキープしつつ概ね一分以内に上り切る事が出来るかどうかが、キツイかどうかの分岐点となっている感じ。現状の自分の体力からすると。今後の目標としては今までの三倍、ウルトラマンなみの三分間もがけるようになること・・かな。
今まで、走った都内の坂をあれこれ思い出してみる。ちとキツいのが

  • 池上から西馬込へ登る第一京浜の坂。馬込坂。標高7mから12mの西馬込への上り。その後、軽く下がってから25mへの上り。新幹線のガードまで。この一連の上って下って上る距離は通して1326m。長く感じる訳だ。途中の下りでスピードに乗って時速35km/hで通過して、そのままのイキオイでギア一番重いギアで、ぐいぐい100回転位回すと一気に新幹線のガード下に辿り着きちょっとした達成感に浸れる。でも、一番下の所で赤信号に引っ掛かって、改めて、止まった状態の所から上り直すと、新幹線のガードまでが、ちと遠い。
  • 九段坂。そんなに長い感じはしないが結構、斜度があり、一息には登れず、最後はスピードが落ちてしまう。
  • 山手通りの不動前から小山台に上るかむろ坂。距離1170m、標高差36m。三分の二位上った所で、ペダルを踏み込む心が折れがち。でも時速18km位でゆっくり掛けて上れば体はキツクないんだれど、2分30秒位、かかってしまう。やはり、一分を越えた辺りからもう長いと感じてしまう堪え性のなさ。
  • 晴海大橋。晴海から有明に掛る新しい橋。橋の真ん中まで500m位走って辿りつく。高さは対岸のマンションの7〜8階の窓位はある感じ。なかなか上りがいがある。上り切れば豊洲辺りの眺めが良い。以前は、上ると息も絶え絶えであったが、最近は、体調が良いと、一気に上れる。

上れない事はないけど、ちょっと長くておっくうと感じる坂は、

  • 中目黒から代官山に向かって上る駒沢通り。今日はそこがおっくうで別のルートを通ったのだが、実はそっちの方がキツかった。
  • 富ヶ谷から原宿に向かって上る代々木公園の脇の坂。

楽な坂は

  • 成子坂。青梅街道の成子坂下から西新宿までの上り。近所でしょっちゅう上り下りするこの坂が自分の基準になっているのかもしれない。

後、ここであげた坂とは別に、短いけど斜度が高くてキツイという坂は世田谷の喜多見から成城に上る奴とか、早稲田の神田川のほとりから目白台に突き上げる何本もの坂などがあるけれど、これらについては、また機会があればまとめてみるかも。